校長室のアツイkiss

そんなドキドキをごまかすように


「ねぇ、何で謝りに行く時、私を呼んだの?」


今さらだけど、今まで聞いてもまともに答えが返ってこなかった事を、もう一度聞いた。


「あぁ……いやぁ……。菜月、生徒会長もやっていたし、勉強も出来るから、先生に気に入られているだろ?
だから、菜月も一緒に行けば、許して貰えるかなぁーって……」


悟は繋いでいた手を離し、頭をポリポリと掻きながら言いにくそうに言う。


「はぁぁぁ!?」


私は勢いあまって立つ。


そんな理由で、私、呼ばれたわけ?


だけど結局は“バツ”として掃除。


何故か私も一緒に……