校長室のアツイkiss

「うわっ!!本当にふかふかしてる!座り心地いいー」


「だろ?」


悟は隣で、すごく得意げな顔をしている。


そして、


「ってか、何でそんなに離れてるわけ?」


悟は私をじっと見つめ言う。


私と悟との間は、一人座れるくらいの距離が空いている。


「えっ?特に意味無いけど?」


本当に意味は無く、ただ立っていた場所から近い所に座っただけ。


「なら、こっち来いよ」


悟は優しく微笑み、私の腕を優しく引っ張る。


普段、一緒になって騒いでいる時は平気なのに、こうやって見つめられたり、いつもと違う表情を見せられると、すごくドキドキする。


腕を引っ張られた私は、悟のすぐ側に座る。


それは、もう数センチしか離れていないってくらい、近い距離。


そして、隣に座りながら手を繋ぐ私達。


私の心臓は、


やっぱりドキドキしたまま。