「阿南、よくがんばったな~。クラスで最下位が今回はクラストップだぞ!!」 「ありがとうございます…」 「100点じゃなかったのは残念だが…、クラストップだったから特別に褒美を…」 「いりません!!…約束通りの100点じゃないと意味がないんです。」 私は先生が言い終わる前に 声を張って言った。 「そうか…。」 「それと、先生??私…本当は数学得意なんです。これからは先生を困らせたりしない優等生に戻ります。だから、先生…今までごめんなさい。」