「特にどこにも連れて行かないで悪かったね」 「一緒に居られるだけで幸せ。解っているでしょう」 相沢が使っていた部屋のベッドは狭いが 櫻子は満足していた。 相沢との関係は何もかも完璧であった。 別れは考えたくなかった もう少し一緒に居たいと思った。 相沢にマイナス思考は辞める事と約束させられていた。