桜ちる


自分たちは
昌子の何を知りたかったのだろうか。

毎日変わりなくここで暮らした少女期
都会に馴れると帰りたくなかっただけであろう。

小森も次男なので、実家に帰るのは盆と正月だけである。
連休はテレビに映し出される帰省客の混雑を見ながら、
家で好きな本を読むか

友人と飲みに行く方を選ぶ。

彼女がいれば特にだ。