桜ちる


しかし櫻子の体を利用しようと思わなかった。
相沢は起きて冷たいシャワーを浴びた。

珈琲を淹れる頃には櫻子も起きてきた。
櫻子の面映い感じが良かった。

カップを用意して差し出すと
受け取り向かいの椅子に腰を掛けて、
一口飲んで美味しいと言った。

二人は何も言わずに顔を見合わせていた。