桜ちる


それは、何がそう感じるのかと相沢は不思議がっていた。
街道を走るだけの予定であったので、

やはり食は大阪か神戸だねと言った。


神戸に足を伸ばし、ステーキハウスで夕食をした。
櫻子にワインを進め、
穏やかな夕べであった。

「仕事は何時に終わるの」

「辞めたの」

相沢は驚きながらも、納得していた。
何もかも調べているのだろう。

日曜日でなくっても会えるねと言った。

それとも小森に悪いかなとも言った