桜ちる

皆口々に言っていた。気の合った女性達で送別会を開いてくれた。

「でも、櫻子は男嫌いよね。今まで誰かと一緒のところを見たこと無いね、 合コンも来ないし」

「若くないのよ」

「なに言っているの。これからはアラフォーの時代なのに。
まだ十五年あるわ。頑張ろう」

「でも残ったのは二人よ」

外資の厳しさに同期の仲間は殆ど辞めていった。
胃が痛くなるのだ。

父が応援してくれなければ櫻子も直ぐに辞めていた。
父に三年は頑張るように言われていた。
父も銀行マンであった。