相沢は麻奈の率直さを改めて楽しんでいた。 だが、少しぐらい何を言っても良いと思ってしまう。 甘えであったと思った。 櫻子とは やはり生のぎりぎりのところで出会った特別な愛であった。 それを何も言わずに受け止めてくれる 麻奈をやはり愛していた。 櫻子のようにではないが。 そして思い出してもいた。 三度目に同じホテルで会った後、 宝石店の前を通り、 やはり相手は立場もある女性だ、 婚約すべきではないかと思って店内をみて廻り、 手に合う金額もある事を確認した。