桜ちる


「お腹がすいたか」
「馬鹿にしないで」
「もう八幡宮だ。怒っていては、ご利益がないよ」

冷夏とはいえやはり暑い、
お参りを終えると、相沢はタクシーで由比が浜に行こうと言った。
浜辺は、
若い子がビキニで闊歩し、
横断歩道を渡っていた。それを見て楽しそうな相沢に腹を立て、
お腹に拳を入れようとすると、その手を押さえた。

「残念だな。もっと鍛えろ」