桜ちる


沙希は昼間に毎日のように付き添った。

「仕事は大丈夫なの」
「ええ、フリーになったんです。何しろ夫が出来たので」

沙希の指にダイヤが輝いていた。
幸せそのものであった。
彼が相沢さんに付き添って欲しがっているからと言った。
小森より三歳上とはとても思えなかった。

麻奈は、
夜の付き添いで人に会うこともなく、相沢も殆ど眠っていた。

相沢は順調に回復していたが、
麻奈を見る眼が用心深くなっていた。