桜ちる


「私は多くを求めないわ。今晩一緒に居たいだけよ。
 逸れに貴方にとって私は何だったの」

「君は正直だ。あの時は君だったからだ。
 それに君を男と同じだと思っていた。信頼できる女友達」

麻奈は笑った。

「告白しとく、信じないでしょうけど、
 あんなことしたのは貴方が始めて。
 簡単に就いて行った私を信頼しなかったのよ」

「悪かった。人として信頼していたのに、
 女としての君は別だと思っていたのだろうか。
 でも君は私だったからと、自惚れてもいるよ」