桜ちる


「私との事はなんだったのか一度聞きたかった」

「今がその時だと」

「又このまま、昼が終われば仕事に帰って、
 私と会ったことなど忘れてしまうでしょう」

「私は桜が散るのを見に来た。昼飯もまだだ。
 一時半から会議だ。もし話があるなら夜桜に付き合うよ」

相沢は櫻子と似ていない麻奈なら、
夜桜を一緒に観ても問題が無いと思った。
麻奈から異動の挨拶状が来ていた。
確か神奈川であった。

桜を観ても帰れる距離だ。