その後、櫻子は犯人を探し出したのだ。 相沢が犯人を知ったのは、二人が自殺してからであった。 母親と愛人の諍いが、娘に飛び火したと言えた。 この事を知らせたのは、葬儀の後で、櫻子の父が訪ねて来て打ち明けた。 相沢は余りの衝撃に櫻子への愛おしさが増した。 何かあると思っていたが、余りの事実に耐えられなかった。 そして誰にも話したくなかった。