いやバレるわきゃねぇ いくら詩織がオオサンショウウオだってそんな関係ねぇ情報喋るわきゃねー
第一俺が振れって言ったんじゃねぇーし
そうだとも 俺は詩織がドン引きしてるから助けただけだもんね
仮に詩織がアネハに引いてるってアネハに言わなかったのが俺の罪だと言うのであれば俺はそいつを斬らねばならない
だって冤罪もいいとこさ
言わせてもらうならなんで俺がそんな事言わなきゃならんのかね?
考えてもみろよ
俺が友達になんの脈絡もなく
「あいつお前の事嫌いらしいよ」
とか言う事と同義だぞ
意味不明どころか喧嘩売ってんだろ
俺がそれをしなかった事が何故罪になる
わけがわからん
やはりこのジェラシーアネハの妄想癖がMAX展開になってるだけだ
「じゃあ聞くけどよ、俺がオメーのどこをピエロにしたってんのよ?言ってみろ」
「はん?お前俺にさんざ男らしくしろとか言ってた癖に情けねぇのな バレてんだよクソが」
えっ 何がバレてんのかしら
「だから何がバレてるかって聞いてんだよこの妄想野郎が」
「お前俺が詩織になんて振られたか知らねぇのか?」
「は?知らんわ 無惨に散らされたんだろ? あいつアホだからさぞかしハッキリ言われたんだべな?」
「あぁ、ハッキリ言われたわ だからこそお前が死ぬほどムカつくんだよ」
「はぁ?意味わかんねぇしマジきめぇ 好きな男が居るとか言われたんだべや」
「あぁ お前ら付き合ってんだろ?ほんで俺の事も知ってて笑ってたんだろ?マジで許さねぇからな」
「あぁ?何意味わか・・・・」
「わか・・・・」
「わか・・」
和香パイ?
まさか
あのアホ
「おい、お前詩織が誰が好きって聞いたのかよ」
「あぁ、オメーと付き合ってるってなぁ」
アボーン(ΦωΦ)
詩織さん
それは
アネハさんが
怒って当然です
後編に続く
