彼氏の余命を知ってる彼女。



心臓が疼くように跳ねた。


どうしてお母さんが死神のこと…っ。


そこまで心の中で呟き、自分の中で何かが繋がったような音がした。


そして目を見開きながらお母さんを見つめる。


「…まさか」


「…死神さんからそのガラス玉の事を聞いたのね。

…そうよ、そのガラス玉を死神に渡したのは──、私よ」