彼氏の余命を知ってる彼女。



そしてお母さんに肩を痛いほど強く掴まれる。


「…受け止められないのはわかるわ!!でもね、今これは現実なの!ヒカル君はさっき、交通事故に遭って、救急車で病院に運ばれて、お医者さん達は懸命に頑張ってくれたけど、ヒカル君は助からなかった…」


最初は力強い口調だったお母さんだが、最後になるにつれて弱くなる口調に、私は我に帰った。


そして床に膝から崩れる。


ヒカルが…死んだ?


さっきまで一緒に寝ていたヒカルが?


どうして…、どうして!!!



「…う、うわぁぁあぁあ!!!」


我に帰ったと同時に事を理解し、私の中の何ががプツンと切れた。


言葉にならない感情が止めどなく溢れ出す。