彼氏の余命を知ってる彼女。



『ごめんな』


何故あの時、私に謝ったのかわからない…。


ただの夢の話だけど、無性に気になってしまう。


「安藤さん、お母さん迎えに来たわよ」


「あ、はい」


保健室の先生がカーテン越しで私に言う。


私は重い体を起き上がらせてベットから降り、カーテンを開けた。