彼氏の余命を知ってる彼女。



「ヒナのお母さん、もう少ししたら迎えに来るって」


「…そっか。…ヒカル、迷惑かけてごめんね」


「何言ってんだよ。そんなの気にすんな」


そう言いながら私の鼻を摘むヒカル。


「…ヒカルも一緒に来て欲しい」


「え?」


「家に…」


さっきの夢を見たからか、今ヒカルと離れるのは凄く嫌だ。