彼氏の余命を知ってる彼女。



「…」


「…どうした?怖い夢でも見た?」


いつもの優しい表情で私に言うヒカルに安心したのか私の目からは止めどなく涙が溢れ出た。


そんな私を見て何も言わずに優しく頭を撫でてくれるヒカル。


その手が温かくてまた涙が溢れ出した。



数分泣き続けて、やっと落ち着き私はまたベットの上に横になる。


ヒカル曰く、私は熱があり、教室で倒れてしまったからヒカルがここへ運んで来たらしい。