彼氏の余命を知ってる彼女。



「…怠い…」


「保健室行く?連れてくよ」


「…行こうかな…」


重い足に力を入れて立ち上がろうとした瞬間、視界が歪み、姿勢を崩してしまった。


「ヒナ!」


アズキが手を伸ばしたが私には届かず、床に倒れようとした時、誰かが私の肩を掴んでそれを阻止した。


消えゆく意識の中、ゆっくり後ろを向くと、そこには何かを叫んでるヒカルが居る。