彼氏の余命を知ってる彼女。



「…そんな事言ったら…、俺理性飛ぶよ?」


ギュウッと力を込め、私を抱きしめながらヒカルは静かに呟いた。


私も抱きしめる腕に力を入れて小さく頷く。


「…今日は、一緒に居たいから…大丈夫だよ…」


私がそう言うと、ヒカルは私を軽々しく持ち上げ、ゆっくりベッドの上に下ろした。


「やめろって言ってもやめないからね」


ヒカルは低い声で呟きながら、私の唇に自分の唇を落とした。


優しくて、温かいヒカルのキス。