彼氏の余命を知ってる彼女。



私の発言に、ヒカルは目を点にする。


…私が泊まりに来た目的は、一日中一緒に居たいが為。


無理を承知に聞いたのだが、声に出すと返答に緊張してしまう。


だんだん、手汗がかいてきいてるのに気付き、スカートで汗を拭いているとヒカルが口を開いた。


「…ヒナがいいなら俺は別にいいよ。一緒に寝よ?」


改めて私に言うヒカル。


緊張しているのがバレたのだろう。逆に聞いてくれるヒカルの優しさ。