―4年前― 高校1年生 俺は輝 ヒカルの見舞いに来ていた。 輝は3日前、サッカーの練習中に足を骨折し今は病院に入院している。 俺は見舞いなんて面倒くせーし行きたくねーよって言ったんだが、あいつにはたくさん世話になってるし、特にする事もないからきてやってる。 『早く治んねぇーかな』 「まだまだ治んねぇーだろ」 『俺がいないと想ちゃん寂しそうだもん』 「んなことねぇーよ!」 輝とは小学校からの付き合いだ。 たまにうぜーとこもあるけど、こいつ以上の親友はいないと思う。