しばらくお互いに黙っていると先輩が突然
「おじさんとおばさん元気にしてる?」
と聞いてきた。
何で両親のことなんて?と思ったけど小さいころの私を知っているみたいだし、たぶん両親とも交流があったのだろう。
「わかんないけど・・・たぶん元気なんじゃないかな。」
「一緒に住んでないの?」
「お母さんは私が小学生のときに出てった。なんか何年も前から付き合ってる男の人との間に子供できたんだって。」
「あ・・・。」
先輩はものすごく申し訳なさそうな顔をしてたけど気にせず続ける。
「お父さんは一緒に住んでるけど仕事でほとんど家に帰ってこないの。1ヶ月以上あってないと思う。」
「そうだったんだ・・・ごめん・・・。」
こんな態度にももうなれたものだ。
小学校のころなんて周りのお母さんたちから散々言われるし、父方の親戚からはあんな女の子供と疎まれ、挙句ほんとにお父さんとお母さんの子かすらも疑われた。
「気にしないでください。大丈夫です。」
そんな気まずい雰囲気になったところでチャイムが鳴った。
「チャイム鳴ったし、そろそろ教室いきましょう?ココア、ありがとうございます。」
「あ・・・うん。そうだね。」
「じゃあ、お昼にここですよね?お先に失礼します」
「う・・うん。また後で。」
早足に教室に戻る。
「おじさんとおばさん元気にしてる?」
と聞いてきた。
何で両親のことなんて?と思ったけど小さいころの私を知っているみたいだし、たぶん両親とも交流があったのだろう。
「わかんないけど・・・たぶん元気なんじゃないかな。」
「一緒に住んでないの?」
「お母さんは私が小学生のときに出てった。なんか何年も前から付き合ってる男の人との間に子供できたんだって。」
「あ・・・。」
先輩はものすごく申し訳なさそうな顔をしてたけど気にせず続ける。
「お父さんは一緒に住んでるけど仕事でほとんど家に帰ってこないの。1ヶ月以上あってないと思う。」
「そうだったんだ・・・ごめん・・・。」
こんな態度にももうなれたものだ。
小学校のころなんて周りのお母さんたちから散々言われるし、父方の親戚からはあんな女の子供と疎まれ、挙句ほんとにお父さんとお母さんの子かすらも疑われた。
「気にしないでください。大丈夫です。」
そんな気まずい雰囲気になったところでチャイムが鳴った。
「チャイム鳴ったし、そろそろ教室いきましょう?ココア、ありがとうございます。」
「あ・・・うん。そうだね。」
「じゃあ、お昼にここですよね?お先に失礼します」
「う・・うん。また後で。」
早足に教室に戻る。