ちょっと待ってよ。ラーメン屋で愛の告白。




「悪いけど、斗真奈歩を頼む。明日美と2人にしてほしい。」




「了解30分だけな。奈歩アイス買いに行くぞ。」




斗真行かないでよ。




「明日美、20年前の事覚えているか?」




20前の事忘れた事はない。斗真に嫌われてどんなに辛かったか。




今斗真と又一緒にいる事が、自分でも不思議でならない。




「20年前斗真は転校することが決まり、明日美に告白すると言ったんだ。だから俺も告白しようとした。」




斗真は私に告白なんかしなかった。




「斗真は俺の告白をあぁ言う形で阻止した。あんな事言われショックを受けてる明日美に、告白なんか出来なかった。」




本当に酷い奴だろと苦笑い。




今さらそんな事聞いても、どうしていいのか、分からない。




「明日美が好きだ。俺はバツ1で子持ちだけど、もう一度本気で明日美に告白したかった。俺と付き合ってほしい。」




宗次郎と私が付き合う、そんな事考えた事もない。




宗次郎が私の事好きだったなんて気づもせず、あの頃の私は斗真しか見てなかった。