このまま私が連れて帰ろうかと思っていると、佑真君がママは僕がいないと駄目なんだと、美咲さんに抱きついた。



「ママ、又2人で暮らそう。」



そうだね、ママがいいに決まってる。




美咲さんに変わって貰うしかない。




「美咲、俺も協力するから佑真を2人で育てて行こう。」




美咲さんが頷き、ごめんと言って佑真君を抱き締めた。




良かったね佑真君。




佑真君の思いが美咲さんに届いたみたい。




この先はどうなるか分からないけど、親子3人で力を合わせ頑張って、幸せになってほしいな。




佑真君の幸せを見守って行きたい。




いつか自分に子供が出来た時、自分の考えを押し付けるだけでなく子供の気持ちを、考えてあげる事の出来るママになりたいと思う。




私と斗真の子供、うふふ可愛いだろうな、ヤバい顔がにやける。




「明日美きもいぞ。」




うるさいよ、私の妄想を邪魔するな!




どうか、赤ちゃんが私の所に来ますように。