斗真が社長就任の挨拶をしているのを、私は隣で聞いていた。




斗真おめでとう。




斗真が私を引寄せ挨拶を続ける。




「私の婚約者の武井明日美です。今後は2人で力を合わせ頑張って行きますので、よろしくお願いいたします。」




私は頭をぺこりと下げる事しか出来なかった。




沢山のお客様と挨拶を交わしていると、一人の綺麗な女性が私たちに近づいて来た。



「こんにちは斗真久しぶりね、元気にしてた。」




誰この女性?




この声何処かで聞いた気がするんだけと、あ、あの時の女だ。




斗真の浮気相手が何でここまで来るの。




穏やかに過ごしたいのに、又修羅場。



もう、いい加減にして!



私の王子様は、とんでもない王子だったのた。