「紹介するね、彼は韓国の人で名前は、ソ、イジュン。」




韓国人、さすが円香らしい。




「円香韓国語話せるの?」




「少しだけ、でも何となく通じるから大丈夫。」




彼は笑顔が素敵な人で、とにかく円香を大切にしてるのが分かる。




女性を自然にエスコートするのが上手い。




「明日美、あいつを見すぎだぞ。」




だって素敵なんだもの。




彼は俳優を目指して、日本で勉強中らしい。




円香とは道を訪ねられたことが縁で、なんとソ、イジュンの一目惚れらしい。




円香が幸せそうで羨ましくなった。




「明日美には俺がいるんだから、よそ見するな。」




でもやっぱ美形は見ていて飽きない。




ヨダレが出そう。




「アスミ、チャール プッタッカムニダ。」




なんて言ったの?




「明日美、どうぞよろしくと言ったんだよ。」




「斗真、韓国語話せるの?」



「韓国は何回も行ってるからな。」



斗真がかっこよく見えた。



よく見れば斗真も中々いい男だしね。



円香の彼氏には、負けるけど。



イケメンは見飽きるって言うけど、あれは嘘だ。




だって、円香の彼氏ずっと見ていられるもの。