化粧が取れるとかなりの童顔だから、中学生みたいな顔になってしまう。




もうやだ、俯くしかない。




「なぁ明日美可は愛いだろ、ゆで卵みたいにつるつるだぞ。」




ゆで卵みたいにつるつるって、凹凸のないノッペラ顔って事。




ふんだ、拗ねてやる。




「明日美さんって、子供みたいな人なのね。」




多分10才で成長が止まってるのかも知れない。




「斗真はこんなお子様女の何処がいいのよ。」




「全てが可愛い。結婚するまで駄目って言うから、キス以上はしてない。」




斗真、今ここで言わなくてもいいでしょ!




今この話は関係ないはず、目の前に運ばれて来たラーメンを見つめた。




美味しそう、北海道に来たら絶対食べたいと思ってた。




もう2人で話して解決してほしい。




「クシュン、「明日美大丈夫か?着替えた方がいいな。」




嫌、先ずラーメンが先でしょ!




斗真がいきなり私を立ち上がらせた。




私のラーメンが、斗真の腕を振り払おうとしたが強く捕まれ引きづられた。




ラーメンの怨みは、一生忘れてやらないんだから。




味噌ラーメンよ、さようなら。