奈歩ちゃんが目を覚まして、私たちの所に来た。




「パパ、加容子さんが今日からこの家にすむんだって、一真君おうちがなくて可哀想だから、ここにいていいでしょ。」




まだ加容子さん問題が解決していなかった。




「そうなんだよ、加容子は金がなくてアパートおい出されて、暫くは俺のとこにいたけど、宗次郎加容子の事頼むな。」




おい、いい加減しろ。俺は昔から加容子は苦手なんだよ。気の強い女は勘弁してほしい。




「パパ、奈歩ね、一真君と結婚するから、このおうちで一緒にくらすことに決めた。だから斗ちゃんとは結婚できない。」




宗次郎大丈夫ですか。




「斗ちゃん可哀想だから、ママ結婚してあげてね。」



奈歩ちゃん、今なんて言ったの?




「だって、パパがママと結婚したら、一真君は、絶対ママを好きになるもん。だから駄目なの。」




話の転回の早さについていけない。




「パパは加容子さんと結婚して。」




奈歩ちゃん、パパと加容子さんが結婚したら、一真君と兄妹になってしまうけど。




子供話を真に受けてるじゃねぇよ。




斗真に頭をはたかれた。




斗真、ウザいし、痛い。