「悪いけど帰ってくれないかな。2人の問題は2人で解決して、それから斗真、明日美は俺のものになったから、諦めて。」




私が宗次郎の女になったって事、まだキスしかしていないけど、もしかして違った。




私の勘違いで、もしかして寝てる間にあったとか、いや、いや、さすがそれはないだろう。




「明日美、何で百面相してるんだ。ただでさえ面白い顔なのに。」




斗真、今何を話合ってるのか、分かってものを言って下さいね。



「悪いけど俺は、明日美を奪うつもりで来た。加容子は一真を連れて帰る為にきたんだよな。」




ちょっと待って斗真、宗次郎の話を聞いたてないんじゃないの。




今、そんな事言える状態じゃないでしょ。




私の頭では、とても着いて行けそうもない。




「もう斗真なんていらないわ。宗次郎の方が一真のパパに向いてるもの。斗真はバカ過ぎで、話にならない。」



宗次郎が私の手を強く握った。




「そこのバカ2人は、とっと帰れ!明日美寝るぞ。」




そ、そうだよ、寝なきゃだよ。




「加容子、一真連れて帰れ!二度と俺の前に現れるな!」




宗次郎の怒った顔を始めて見た。




宗次郎も加容子さんを知っていたんだ。



もしかして、二人の間に何かがあったとか。



駄目だ、おかしな詮索はしない方がいい。