秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


「可愛いのに! こんなに可愛いのに!」


「……」


おおうっ。

ピキイッて音がした気がしたよ?


『マヒロって…』


『…ね』


しょうがないな…。


無惨に捨てられた猫耳カチューシャを見つめながら、仕方なく…。


「これだけでい…」


―バシュッ


「捨てた!Σ」


本気で投げ捨てた!

あたしびっくり!


「念のため聞いておくが、ふざけてんのか本気なのかどっちだ」


「ふざけてる」


「(ピキッ)」


「ごめんなさい!!」


だって似合うと思ったんだも…!

りいぜんとのかつらも似合うと思ったんだも…!

うえーんっ!


『ていうか…リーゼントと猫耳を一緒につけさせようとしてたわけ…?』


「あら? まだいたの? 早く帰ってもいいのよ」


『早く帰れにしか聞こえないΣ』


やっだそんな失礼なっ。

アッシュったら被害妄想っ❤