――真裕サイド――
あれから一週間…。
一転して嘘のように静かだ。
警備班が残っていたから、きっと外で止めてるんだと思う。
あたしはあんまり気にしないことにした。
それに今日は楽しみだしね!
だって…。
『…楽しそうねマヒロ』
『まあね❤』
『あたし達…帰るんだけど…』
『うん! またね!』
『え…うん…』
『……え、それだけ…?』
…だって今日は久しぶりのでえと❤だから!
あたしもう、楽しみで楽しみで…!
「えへっ❤」
『可愛いー…』
『…じゃないでしょ、メイリー!』
『だっ、だってぇ』
さ、さ。
帰るのなら早くお帰んなさいな。
そしたらまお達も行くんだからぁ❤
「紅葉ちゃんいい子いい子しててね? お姉ちゃん達いじめちゃダメだよ。あとかえくんはまおのだよ」
『え、今なんでそれ言ったの? なんで?』
なんとなく。

