秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*



「…っあ…っ!」


「真裕…?」


ずるずると、足の力が抜けたように崩れ落ちる真裕。

咄嗟に抱きとめた。


「真裕、どうし…」


「んっ…あ…」


「…!?」


冷や汗をかいた頬。

苦しげに歪む表情。

そして……ふっくらした腹を抱きしめる、震えた両手…。


「みわ先生呼べ!」


「お、お嬢様…!? か、かしこまりました!」


『え…マヒロ…!?』


しまった…やっぱり興奮させるべきじゃなかった。


自分の背中にも、冷たい汗が伝うのが分かった。


「はあっ…ぅん…」


「…痛いのか?」


「ん…。赤…ちゃん…」


「大丈夫だ…」


なんと言っていいか分からず…静かにそう言いながら、ベッドへ降ろした。


『マ、マヒロ…』


『出てよう。邪魔だ』


動揺するメイリー達に、シュンがそう言った。

ちらりとこちらを見て、全員を連れて部屋を出た。

こういうとき、やっぱりあいつは冷静だ。