秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


大広間に行かなかった本来の目的を忘れ、全員で騒ぐやつらを見て、思わずため息をこぼした。


「…梨音食うか?」


「わっふ❤」


「よしよし…」


…やっていいのかは知らんが。


「知らないものはあげないで!?Σ びっくり! なにそのかえくんらしからぬ行動! やっぱり熱あるんじゃない!?」


「大丈夫だろ…鶏肉」


「ほら! 言わんこっちゃな…とり……とりにく?」


蒸し鶏。

各自ソースを付けて食べろ的なものだから味付けはない。

いいような気がする。


「……」


「…なんだ」


「えっと……本当に大丈夫…?」


「なにが」


『珍しくマヒロがマジだ』


いや、この程度のマジならしょっちゅうだし。

しかも大抵的外れ。


「……やっぱりひろ子とともかと…」


『いやそれもういいわΣ』


やっぱり的外れじゃねぇかΣ


「てれび付けようか?」


「あ"!?」


「ひぃっ!?」