でもそう言われれば、あたしなんで二人がお付き合いしてるって思ったんだっけ。
別に…今考えればそんな風でもなかったような…気もするっていうか…。
「いや、でも蓮くんに『なに言ってるのまおちゃん。大丈夫? もしかして楓くんどっか行っちゃったの? それで頭錯乱しちゃったの?』…って言われなかったし! 的外れじゃないってことじゃない?」
『レンジに対するイメージΣ!』
いやいやだって、全然的外れだったら蓮くん絶対そう言うと思わない?
それか『違うけど』ブツッ! …って二秒で切れるかな!
「…今度はりんりんに聞いてみようかしら」
ちなみに第三者(別名修平)に聞くっていう手はなし。
しゅっちゃん絶対…『そおなん!? え!?』…ってなるに決まってるからさ。
「ねえ、かえくんどう思う?」
「真面目な顔してそんなどうでもいいこと聞かれてもな」
「どうでもよくないんだけど! 超重要! なんせあたしの夢がかかってっ…あ、いや、りんりんの幸せがかかって…!」
「お前今本音」
なんのこと!? やだな!
『ねえ、マヒロ。だから付くわよってば』
「ぁぁああぁああ!!?」
あ……あぶなっ…! 危なかっ…!
今度こそ本当に危なかった…!
「だっ、大丈夫よあなた! 無事よっ」
「…集中できないならやめれば?」
うん、そうする…!
かえくんのすんごい天才的な案により、あたしは資料を閉じた。
インクが付かないようにそれもしまって…琥珀を膝に抱きあげた。

