うーんいい子❤
素直に、膝に顎を乗せて目を閉じる。
この子超美形だからさ…❤
「惚れるよね…❤」
『ね、付くわよマヒロ。インク』
「ああぁぁあああぁ!!?」
『どんな声だよ!?』
「付いてないよ! まだ付いてないよ!? 怒っちゃやだよ!?」
「別に怒ってねーよ。だからその無駄な慌てぶりなんとかしろ」
「うっ、うん」
…ほっ。
よかったぁ無事で…。
胸を撫で下ろしながら、慎重にはんこを持ち直した。
「んーむ…。それにしてもやっぱり気になるよねーえ?」
『なにが?』
『ほら、りんりん達』
『ああ…』
『マヒロの勘が正しかったってことで解決したんじゃ…』
『あれは解決のうちに入らないもーん』
ああ……。
「日本に行きたい」
「お前が言うと今すぐにも行きそうだからやめろ」
「やだなーさすがに今はしないわ」
「今は…ね…」

