「あのさ…蓮くんとりんりんてお付き合いしてるよね？」
『……』
「……」
『……』
『……』
『……』
『……』
「……」
「……」
「……」
静寂。
静寂とはまさにこのことだと思った。
『…ねえ、僕らって付き合ってるの？』
『え？ さあ…。なんで？』
『まおちゃんが聞くから』
『じゃあそうなんじゃない？』
『ふーんそう。…うん付き合ってるよ』
『『『それでいいのか!!?Σ』』』
『え、それでいいの！？』
『いやそれって結局どっちなの！？』
思わず総出で突っ込んでしまった。
あまりに想定してない答えだ。
『あれ？ なんか不愉快な声も聞こえた気がするんだけど…』
『不愉快とか超失礼！』
「ああ…気にしないで。てか…えっと…それはどっちととれば…」
『付き合ってるってことでいいよ』
でいいよって…。
あたしがそれでいいかじゃなくて、あなた達がいいかが問題なんだよ…。
