秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


―プルルルルルッ…プルルルルルッ…


「……」


さあっ。

今日本何時か知らないけど出てね蓮くん…!


その場の全員が、思わず息を呑んだ。


―プッ…


『もしもしどうしたのまおちゃん』


「おおっ蓮くん! なんとなく久しぶりー」


『そうだね。元気そうじゃない』


すげーなすぴいかあ。

手に持ってるだけなのに声がよく聞こえるよ。


『どうかしたの? 僕に電話なんて珍しいじゃない』


『なになにどうしたの? まお? ちょっと代わってっ』


『ダメ。てか邪魔』


あ! りんりんの声!?


あたし達、思わず顔を見合わせる。

今一緒にいるんだ。


「りんりんいるの?」


『ああ…いるよ。代わりたいの?』


「ううん違うの。代わらなくていい」


少しだけ慌てて否定してしまった。

りんりんとはお話したいけど、今代わってしまっては意味がない。


「それで聞きたいんだけどさ。いや、メイリー達がね? いやていうかでもあたしは…」


『うんなんでもいいから何?』


さらっとめんどくさいって言われた気がする。