秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


──真裕サイド──


かえくんにとても素敵な提案をもらってから数時間。

あたしも真愛も梨音達も無事着替え終わり、大広間には既に本家の親戚が集まってきていた。


「あなたー?」


「ん?」


あとは彼を連れて大広間に行く(というか連れて行ってもらう)だけなので、部屋に戻ってみると。


「やだ素敵…!」


「…馬子にも衣装だな」


「もー照れちゃって♥素直に『可愛いぜ。似合ってるぜマイハニー』って言えないのーもー♥あ! あたしは言うわよ!? かっこいい! 似合ってるわマイダーリン♥」


「……」


どうやらあたしの勢いにたじろいでいるらしい!

一瞬引いた顔でなにか言いたそうにしたものの、すごくため息をつきたそーに黙った。


「その格好で黙ってればそれなりにちゃんとして見えるから、お前今日もう喋るなよ」


「うんわかったー。……なんでΣ!」


…かと思えばとっても失礼なことを平然と言ってのけた!


「もーっ! 早く大広間連れてってーっ」


「あーはいはい…」