秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


──楓サイド──


「……」


あいつなんであんな…ハイテンションになれるんだろうな…。


「くー?」


「ん?」


ああ、そうだな。

お前も置いてかれちまって…。


「おいで琥珀」


着替えとけと言われても、何に着替えるものなのか分からない。

普通なら、ただの親戚の集まりで気張ることはない。

…が、藤峰本家の集まりとなると話は別だ。

それなりに正装なんだろうな…。


─バタバタバタ…

─ばんっ!


「かえくん大変!」


「お前よくチビ3つも抱えて走れたな。火事場の馬鹿力か?」


「そんなことより大変……えっ火事!? それこそ大変Σ!」


両脇に、真愛と梨音紅葉を抱えて戻ってきた真裕。

推定合計およそ8キロ弱。

真裕にしちゃ、火事場の馬鹿力並みだ。


「ねえねえ火事どこ!?」


「ああ、もう忘れろ」


「えっ忘れ……うん、わかった」


ふっ。

相変わらず単じゅ…素直なやつ。