秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


「ふっ…単純」


「こーいうのは素直で可愛いっていうのよ。てかあんたが素直になりなさいよ」


「いやなにが」


「あんたはねー感情表現があほみたいに下手くそなんだから、直接言葉に出さなくっちゃ!」


「え? ちゃんと言ってくれるよ毎に……キャーッΣ」


思わず口を挟んだら、すごい勢いで真愛のお布団が飛んできた。


びっくり!

ママびっくりだよ!


「まお…」


「え!? まじで!? えっなんてなんて? 愛してるよ♥って?」


なにか言おうとしたかえくんを遮ってのお義母さま!

負けじとあたしも、かえくんに喋る隙を与えなかった。


「えーっ? えっとねぇー可愛いって♥♥! キャー♥」


やだーんやだーん恥ずかしいぃぃっ♥♥


「やあだーっ! なにそれ似合わなーい! いやーやっぱり人間愛する人ができたら
変わるもんなのねー」


愛する人!?


「かえくんかえくん、愛する人! まおかえくんの愛する人なの!」


「ああ……はいはい…」


ハイテンションで訴えかけるあたしとは裏腹に、なぜかものすごーく疲れた様子のかえくん。

頭を抱えてため息をついていた。


「?」