「ふっ……」
「なんで笑ってんの?」
「別に」
「?」
まだふんわりと笑いながら、わしゃわしゃとあたしの頭を撫でるかえくん。
なにがおかしいのかはさっぱりだけど、眩しすぎる素敵な笑顔が見れたのでよしとする!
「にゅふっ♥」
たまらずに抱きつくと、かえくんは持っていた書類を置いて抱きしめ返してくれた。
仕事をするようになってからというもの、毎日忙しくしてる彼だけど。
それでもこうしてあたしにかまってくれたり、真愛のことも手伝ってくれるの。
なんっって素敵な旦那様なのかしら!
じいいんと胸を熱くさせながらちゅうを迫ると、一瞬ドン引きした顔をわざとらしく見せつけてからキスしてくれた。
「ん…かえく……」
「ふんにゃっ…」
「あっ真愛が呼んでる」
「チッ……」
舌打ちしたΣ!
今娘に舌打ちしたΣ!

