秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


「ね、かえくん! しゅっちゃんが足蹴にされてるこの感じ懐かしいね」


「まおたんまおたん、できれば言い方改めてくれたらしゅっちゃん嬉しいなー」


あの頃とはだいぶ変わったなぁー。

一番大きいのは、今あたしの腕の中にいる赤子だ。

こんなかわゆいものはそのとき存在しなかった。

たぶんこの子が生まれたことによって、世界の可愛いという定義は変わったんじゃないかと思う。


「もう聞いてないわよ。真顔で親バカ発揮してるわよ」


「せめてデレデレしてれば普通なのに、すごく真剣なあたりさすがだね。面白い子だよねほんとに」


「毎日ああだ」


「ああ、それは……大変だね」


かーわーいー♥♥♥

もう食べちゃいたいっ!


「激しくデジャヴだけどまあそこはおいといて。さて……車は誰が出す?」


「楓」

「楓くん」

「はい決定」

「おい」