秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


「え、今…いいって言ったように聞こえた?」


「いや、呆れてため息ついたようにしか見えんかったわ」


やーね分かってないわねー。

ため息にも種類があるのよ種類が!


「今のは仕方ないなこいつぅ♥ってやつ!?」


「少なくともハートマークはないんじゃないかな」


「蓮くんのいけずぅ」


「それはどうも」


そんなことより美味しいデザートいつ食べに行くの?


そんな意味を込めてりんりんを見つめると、まるで助けを求めるかのようにかえくんに視線をやるりんりん。

そして彼はあたしの気持ちをそっくりそのまま代弁した。


「いつ行くのかとさ」


…ん…まあ、多少言葉足らずではあったけどさ。


「じゃあすぐに行きましょうか? もうランチタイムだし」


「だから、それならなんでうちに…」


「だーからそんなかたいこと言わないのよ」


どうやら蓮くんはかたいらしい。