秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


「別に、どうってこともないよ」


「どうってこともないってこともないでしょ」


「どうってこともないってこともあるんだよ」


「どうってこともないってこともあるってこともないでしょ」


「どうってこともないってこともあるってこともあるんだよ」


「どうってこともないってこともあるもないもある…………?」


分かんなくなっちゃった…。


「何の話だっけ」


「早口言葉だよ。まおちゃんの負け」


「えーっ!」


まお、いつの間にか負けてた!

びっくり!


「くっくっくっ…」


「?」


「君がいとも簡単に扱いこなすわけがちょっと分かったよ」


「だから単純だっつってんだろ」


あっかえくんだ。

りんりん達から逃げてきたんだ。


「ちかちゃんおいで♥」


あぁーらご機嫌ー♥

そんなにそんなに……。


「……おとおさんが好きなの?」


自分でも思う。

あたしって、案外ひねくれてるよね。


「いやーしかしほんまにまおたんそっくりやな! 生後1ヶ月でこんなに親子似とるもんなん?」


「可愛いー可愛いー…。いいなー♥」


やってきたしゅっちゃん達。

あたしはりんりんの一言を聞き逃さなかった!