「別に、どうってこともないよ」
「どうってこともないってこともないでしょ」
「どうってこともないってこともあるんだよ」
「どうってこともないってこともあるってこともないでしょ」
「どうってこともないってこともあるってこともあるんだよ」
「どうってこともないってこともあるもないもある…………?」
分かんなくなっちゃった…。
「何の話だっけ」
「早口言葉だよ。まおちゃんの負け」
「えーっ!」
まお、いつの間にか負けてた!
びっくり!
「くっくっくっ…」
「?」
「君がいとも簡単に扱いこなすわけがちょっと分かったよ」
「だから単純だっつってんだろ」
あっかえくんだ。
りんりん達から逃げてきたんだ。
「ちかちゃんおいで♥」
あぁーらご機嫌ー♥
そんなにそんなに……。
「……おとおさんが好きなの?」
自分でも思う。
あたしって、案外ひねくれてるよね。
「いやーしかしほんまにまおたんそっくりやな! 生後1ヶ月でこんなに親子似とるもんなん?」
「可愛いー可愛いー…。いいなー♥」
やってきたしゅっちゃん達。
あたしはりんりんの一言を聞き逃さなかった!

