秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


「だひゃひゃひゃひゃ!! かえっ…楓が赤ちゃん抱いとる!」


「……」


いや、だからそんな笑うとこ…。


「久しぶりまおちゃん。相変わらず可愛いね」


「んあ? …あっ蓮くん」


「お母さんには見えないよ」


「お母さん♥♥! かえくんかえくんっ、まおお母さんなの!」


「知ってる」


そおなの!?


「ああ…相変わらず面白いね君達」


ふっと笑う蓮くんは、気のせいだろうか。

ずいぶん疲れているように見える。

というかずいぶん投げやりに見える。


「蓮くんどおしたの?」


「できたらあれを見て察してほしいな」


そう指さす先にはりんりんとしゅっちゃん。

しかも超ハイテンション。


ああ……察したよ。


「仕方ないから入りなよまおちゃん」


「ありがとう」


未だはしゃいでるりんりん達と、うんざりした顔のかえくんを置いて、あたしと蓮くんは室内へ入った。


「蓮くんち初めて!」


「そうだねぇ」


「ところでりんりんとはどう!?」


「いきなりくるねぇ」


だってそのために来たようなものだから。