秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


ふん。まあいいわ。

あたし、プライドよりやりたいって気持ちのほうが勝つ女だから!


「それは人としてどうなんだ」


「大事なこと」


「あっそ…」


ふふ~ん♪

楽しそうだし…それに、最近かえくん大変だもん。

父様がさ、もはや自分がめんどくさいから任せるって感じだから。

最初の頃は仕事を覚えてもらうためだったけど、もう最近は違う。

押し付けてるようなもの。

まあそれも…かえくんの仕事の腕を信用してるってことなんだけどね。


「えーっと…よし。ここね。琥珀、そこにいてもいいけど邪魔しちゃダメよ?」


「わう」


「うんいい子❤ あ"うっ」


「は!?」


「うえっ、びっくりした!」


「…は?」


いやー……びっくりした…。


あたし…思わず目ぱちくり。

かえくんなんかもっとびっくり。

そりゃそうか。

急に愛妻❤がおかしな声出せば。


「ど…どうした?」


「いや…蹴った」


「……誰が?」


「誰がって逆に赤ちゃん以外誰が?」