秘密のMelo♪y⑦*完結編㊤*


「おい、こいつに包丁とか割れもんとか持たせんなよ。あと火のそばにも…」


「わーかってるわようっさいわねもうー。大体幼稚園児の親じゃあるまいし、ちょっと心配しすぎなんじゃないの?」


「似たようなもんだろ」


「あんた仮にも自分の妻に…」


「きゃーΣ! かえくんかえくん助けてーっ」


なにやってんだこのバカΣ


なにをしようとしたのか、少し大きめのキャリーバックを開き、その重みに耐えかねてか腕を挟んだらしい。


慌てて真愛を一番近くにいた親父に渡し、駆け寄った。


「あーん痛かったぁ!」


半ベソをかく真裕を抱き締めてやりたいところだが、さすがに実家で親の前ではしづらい。


そう思って「バカかお前は…」と呟きながら頭を撫でてやっていて、ふと振り返ると。


「おいΣ」


2人してわざとらしく後ろを向いているものだから、思わず声を上げた。


「お、終わった? ドキドキ」


「いや、終わるもなにもそもそもなにも始まっちゃねーよ。…で? お前はなにをしようとしてたの」


真裕の方へ向き直ると、手首をさすりさすり涙目で言った。


「髪の毛、さっきから邪魔だから束ねようと思ったの。この中のポーチに入ってるの」


「これか?」


「うん…」